あなたはむし歯予防のために何をしていますか。 多くの人は、「歯を一生懸命磨いている」、「キシリトール入りのお菓子を食べている」、「砂糖を食べる量を減らしている」などと答えるのではないでしょうか。実は、これらは、むし歯の予防に大きな効果はないのです。例えば、歯磨きは歯ぐきの病気(歯周病)には大きな効果がありますが、フッ素入りの歯磨きを使わない限り、むし歯の予防には大きな効果は期待できません。 砂糖のたっぷり入ったお菓子でも、食べ方によってはむし歯を起こす危険は少なくすることができるのです。 |
1.ミュータンス・ストーリーの誤り |
そこで、
これら3群の糖によるむし歯の発生の状況を比較して、これらの性質がどの程度むし歯の発生に関与するかを考察してみましょう。 |
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表3:ハムスターでの,う触の発生(Krasse:1965) |
しかし、Bowenが猿を用いた実験(右図)では、不溶性グルカンの材料となるスクロ−スを与えたグループと、不溶性グルカンをつくらないグルコ−スとフルクト−スの混合物を与えた群で、むし歯の発生率にはほとんど差がありません。 | |
図1:猿のう触と摂取した糖の種類. |
Newbrunらによる遺伝性果糖不耐症患者(Hereditary Fructose Intolerance; HFI)の調査によっても、このことは裏付けられます(下表)。この遺伝性疾患の患者は、フルクト−スを代謝する酵素の一つが欠損しており、砂糖や果物などフルクト−ス(果糖)を含む食品を食べると、悪心、嘔吐、ふるえなどの症状を起こし、ついには知能低下あるいは死さえも招くことがあります。そのため、スクロ−スやフルクト−スを含む食べ物を避けて生活することになります。 下表のように、この患者のむし歯の発生率はきわめて低く、普通の人に比べ、歯面の数で1/10、歯の本数で1/7にもなります。スクロ−スは野菜などにも少量含まれますので、スクロ−スの摂取がゼロにはなりませんが、砂糖の摂取がいかに大きくむし歯の発生に影響するかがわかります。しかし、歯垢の量を示す歯垢係数は、普通の人と全く変わりません。不溶性グルカンの材料となる砂糖の摂取が、歯垢の形成には大きな影響を与えないことがここでも示されています。 |
何日も歯を磨かないような状態で、砂糖を食べさせ続けると、ゲラチン様の歯垢が多量に蓄積することもありますが、通常の標準的な生活をしている人にとって、不溶性グルカンは歯垢形成に大きな役割をしていないことは明らかです。 何れにしろ、グルコ−スやフルクト−スのような発酵性の高い糖は、たとえそれが不溶性グルカン生成の材料とならなくとも、むし歯を起こす力が弱いとは言い難いのです。 この表では、HFIの患者で、ミュータンス・レンサ球菌の検出頻度が減っています。砂糖の摂取による不溶性グルカンの生成がミュータンス・レンサ球菌が歯の表面に付着するのに重要な役目をしているように見えます。しかし、砂糖から不溶性グルカンをつくることができない乳酸桿菌の検出率も減っています。これらの菌の共通する性質は耐酸性が強い、すなわち、低いpHでも生存できる能力が高いことです。すなわち、砂糖の摂取頻度が高く、歯垢のpHが低下する機会が多い普通の人では、これらの菌が歯垢の中で優勢になってくるのです。 それでは、ヒトでむし歯ができる機構はどのようなものでしょうか。以下の項目で、このことを考えてみます。 |
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表4:遺伝性フルクトース不耐症(HFI)患者の口腔状況。 |
2.日本はむし歯大国 |
3.Keyesの三つの輪 |
食べ物(砂糖など)、バクテリア(細菌)、宿主(歯、唾液など生体側の要因)、これら三つの要因が揃って、始めてむし歯ができるというKeyes(カイス)の三つの輪による説明は有名です。 この三つの要因の中でも、実際には食べ物とむし歯は極めて関係が深く、むし歯の発生の鍵を握っています。 | |
4.砂糖とむし歯の明白な関係 |
5.砂糖を食べるとなぜむし歯になるか |
砂糖を食べると、歯垢(歯くそ)の中に棲む細菌は砂糖(グルコ−ス、フルクト−スなども同様)を分解して酸に変え、その結果、歯垢のpHが低下します(酸が増えるとpHは低下し、酸が減ると上昇します)。下図の左に見られるように、歯垢のpHは、砂糖を食べると5以下になります。 一方、歯の表面を覆うエナメル質はヒドロキシアパタイトとよばれるリン酸カルシウムでできています(図:歯の化学成分を参照)。エナメル質は大変堅いものですが、pHが約5.5以下になると急激に溶け出します(下図右)。このようにして歯が酸で溶かされることが、むし歯の直接の原因となります。
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6.なぜ全ての歯垢の下にむし歯が発生しないのか |
7.おやつを食べるとむし歯になり易い |
ところが、食事の食事の間に間食をすると、歯が修復される間もなく歯垢の中で再び酸がつくられ、歯垢のpHが低下して歯が溶け続けます。ついには、歯の修復が追いつかなくなって、初期のむし歯が発生することになります(右上図下)。 |
8.むし歯は夜つくられる |
9.間食とむし歯の関係の証明 |
下図(Weissら,1960)は、小児の間食の回数とむし歯の数の関係を調べたデータです。間食がゼロだとむし歯がゼロになるわけではありませんが、間食の回数が増えると、むし歯の発生が増加します。 |
10.むし歯にならない食生活とは |
上記のことを考えると、間食を全くとらないことがむし歯を減らす有力な方法として考えられます。 しかし、これは多くの人にとって「言うは易く、行うは難し」でしょう。そこで、間食には、歯垢のpHを下げないようなものを食べて、むし歯の発生を減らすことが考えられます。そのために、砂糖に代わるむし歯になりにくい甘味料(代用糖)が種々開発され、使われています。 これらのものを砂糖と完全に置き換えることは現実的ではありません。砂糖は甘味料としてきわめて優れています。また、どのような代用甘味料でも、大量に食べると、為害作用が問題となります。世界の国々でよく使われているキシリトール、ソルビト−ルなど糖アルコールも、大量に食べると下痢をおこします。 種々の甘味料を砂糖とうまく使いわけることが、むし歯予防の現実的な方法でしょう。 |
11.甘味料の種類 |
右図に示すように、非糖質性甘味料はむし歯の原因になりません。糖質性甘味料は、多から少なかれ、むし歯の原因となりうるものが多いのですが、糖アルコールはむし歯の原因になりません。 糖アルコールとは、グルコ−ス(ぶどう糖)やフルクト−ス(果糖)のような糖に水素を添加したものです。 |
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12.キシリトールは糖アルコールの一種 |
糖アルコールは、大量に食べると一時的に下痢を起こします(エリスリトールは最も下痢をおこし難いカロリー・ゼロの糖アルコールです:右図および右下表)。 糖アルコールは果物等にも多く含まれ、また、歯磨剤の中には、ソルビト−ルを35%も含むものもあります。 |
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13. キシリトール(糖アルコール)は非ウ蝕誘発性(注3) |
キシリトールはむし歯を起こさない甘味料です。しかし、これまでもソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど、キシリトールと同様にむし歯を起こさない糖アルコールが甘味料として多く使われています。これらの糖に比べて、キシリトールだけがむし歯を起こす力が特段に低いわけではありません。 1996年8月、米国のFDA(食品医薬品局)は、食品に「Does not promote tooth decay(むし歯を起こさない)」と表示するためには、国際トゥースフレンドリー協会が行っているのと同じ方法で、歯垢のpHを5.7より低下させないことが必要だとする法律を発表しました。この法律の中では、これら糖アルコールの間にむし歯を起こす力の差はないとしています。 注3) ウ触誘発性とは,むし歯になりやすさのこと。したがって、非ウ触誘発性とは、むし歯をおこさないこと。 |
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(酸素のある状態) |
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(酸素のない状態) |
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14.キシリトールの抗ウ蝕誘発性?? |
「抗ウ蝕誘発性」、すなわち「むし歯を起こす力に対抗する」という表現は、消費者の誤解を招きやすいとして、世界の多くの研究者は「絶対にさけるべき」との見解をもっています。しかし、キシリトールについては、抗ウ蝕誘発性があるかような説明がしばしばされています。 |
15.キシリトールは砂糖の齲蝕誘発性にうち克てない |
16.ミュータンス・レンサ球菌の数とむし歯の発生 |
キシリトール入りのチューインガムを長期に(1日10回)食べ続けると、ミュータンス・レンサ球菌の数が減るという報告があります。しかし、これは上記の無益回路によって菌が死ぬというよりは、歯垢のpHを頻繁に下げないためと考えられます。 ミュータンス・レンサ球菌や乳酸桿菌、低pHレンサ球菌などはpHの低い状況で生残る力(耐酸性)の強い、それゆえむし歯を起こす力の強い細菌です。そのため、頻繁に間食して歯垢のpHが頻繁に低下する環境では、これら耐酸性の強い菌は優勢になります(2ページの表参照)。これに対し、pHがあまり低下しない環境では、他の菌が優勢になります。 ですから、ミュータンス・レンサ球菌の数を減らす効果は、キシリトール独特のものではなく、歯垢のpHを低下させないマルチトールやエリスリトールなどでも同じ効果があると考えられます。私の研究室では学生に2ヶ月間にわたってキシリトール入りのガムを毎食後(1日3回)食べさせてみましたが、唾液中のミュータンス・レンサ球菌の数は減少しませんでした。 一方、ミュータンス・レンサ球菌の数が減ってもむし歯の発生が減るとは限りません。1996年のはじめに発表された論文(下図)では、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなどの各国のデータを集めて詳細に解析したところ、口の中のミュータンス・レンサ球菌の数とむし歯の発生率にはあまり関係がなく、むし歯の発生は食生活によって大きく影響されると結論しました。 むし歯は食生活習慣病なのです。 すなわち、ミュータンス・レンサ球菌の数を減らすからむし歯が減るというのは、「風が吹けば桶屋が儲かる」論理と同じです。 |
17.歯垢中で酸をつくる細菌 |
このような誤解は、多くの人が歯垢中で酸をつくる細菌はミュータンス・レンサ球菌だけだと信じているために起こるようです。 下表は、糖を食べたときに達する歯垢の最低pHと歯垢中のレンサ球菌、ミュータンス・レンサ球菌の数を表したものです。ミュータンス・レンサ球菌がほとんどいないような歯垢でも、酸が沢山つくられむし歯をおこす可能性のある臨界pH(約5.5)以下に低下することがわかります。 よく「虫歯菌によって酸がつくられ・・」というような記載がありますが、歯垢中の大部分の菌は糖から酸をつくる能力があります。ことに下表の最右項にあるレンサ球菌と呼ばれる細菌群は、歯垢の中に多く生息し、効率よく酸をつくります。ですから、ミュータンス・レンサ球菌がいるかどうかよりも、糖を頻繁に摂取して歯垢のpHを頻繁に低下させるような食生活が、むし歯の発生により大きな影響を与えることは当然なのです。 |
18.キシリトールはむし歯を治す? |
また、キシリトールは齲窩(むし歯でできた穴)の再石灰化(修復)を促進するとの議論をしばしば耳にします。確かに、キシリトール入りの(酸をつくらせない)チューインガムを長期に食べると、浅い齲窩が再石灰化される様子が見られることがあります。 キシリトールなど酸をつくらない甘味料を含むチューインガムを咬むと、歯垢のpHを下げることなく唾液の分泌が促進されます。その結果、唾液に含まれるリン酸やカルシウムが歯に沈着して歯の修復を助けます。 これは、キシリトール自身が歯の修復を助けるのではなく、pHを下げることなく唾液の分泌を促進した結果です。ですから、これまで多く使われている酸の材料とならない甘味料で味付けしたチューインガムを咬んでも同じ効果が見られるのです。 |
19.キシリトールと他の糖アルコールのウ蝕誘発性の違い |
このような事実を踏まえ、アメリカの食品医薬品局(FDA)およびEUの科学委員会は、キシリトール、ソルビト−ル(ソルビット)、マンニトール(マンニット)、エリスリトール、マルチトール(還元麦芽糖)、ラクチトール、還元麦芽糖水飴、還元グルコ−スシロップなどはいずれも非齲蝕誘発性であり、これらの間にウ蝕誘発性の違いを認めていないのです。 もちろん、キシリトールの抗ウ蝕誘性などは認めていません。前述(15節の図16)のように、砂糖の20倍入っていても、砂糖のむし歯を起こす力をうち消すことのできないものを「抗ウ蝕誘発性がある」と言うことは、明かな間違いです。 |
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歯垢のpH変化を測る方法に「電極内蔵法」があります。義歯(入れ歯)の中に小さなpH電極を入れ、数日間かけて、その上に歯垢をつくらせてから、種々の食べ物を食べて歯垢pHの変化を連続的に測定する方法です(右図)。この方法を用いて、歯垢のpHを30分以内に5.7より低下させない食品に下図のような「歯に信頼マーク」をつけることが許可されます。 歯垢のpHが約5.5以下になると歯が溶け出しますから、間食には「歯に信頼マーク」をついたものを食べるようにし、それによってむし歯を予防しようとするものです。それゆえ、「歯に信頼マーク」を付ける食品は、間食に食べるスナック菓子類に限られます。日に3度の食事の時に歯垢のpHが下がるのはやむを得ないとして、食事と食事の間には、歯垢のpHを下げさせないようにして、歯の修復を助け、むし歯の発生を減少させようとするのです。 歯科医学研究者、歯科医師などが主導する、非営利団体の国際トゥースフレンドリー協会(Toothfriendly Sweets Intenational)がこれを統括しています。 この方法は、スイスで始まり、ドイツ、フランス、ベルギー、英国、イタリア、アルゼンチン、韓国などに広まりました。1993年秋には日本にも協会(日本トゥースフレンドリー協会: Japanese Association for Toothfriendly Sweets;略称JATS)ができました。 日本でもいくつかのキャンデーや、チューインガムに、「歯に信頼マーク」が付けられています。最近、アメリカでも同じ方法でテストして、歯垢のpHを5.7より低下させないものに、「むし歯をおこさない(Does not promote tooth decay)」と表示し「歯に信頼マーク」を付けて良いとの法律ができました。 |
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図19 |
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図20:歯に信頼マーク |
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トゥースフレンドリー協会のテストは、必ず最終製品で行うことになっていますので、どの様な甘味料が使われているかということに、直接関与することはありません。 ところで,お菓子にシュガーレス、シュガーフリー、ノンシュガーなどと表示されているものを見かけます。これは、むし歯の原因になるスクロ−ス(蔗糖:砂糖)、グルコ−ス(ぶどう糖)、フルクト−ス(果糖)、異性化糖(グルコ−スとフルクト−スの混合物)など単糖類や二糖類(キシリトール、マルチトールなどの糖アルコール以外のもの)を0.5 %以上含んでいないものと定義されています(日本では平成8年5月に法律が制定されました)。 しかし、シュガーレス食品のなかにはデンプンや三糖類などで歯垢のpHを低下させるものや、酸蝕症を起こす危険のある酸が含まれていることがありますから、このような表示だけで「歯に安全」とは決められませんし、カロリーが低いとも限りません。 |
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下図は、トローチをなめさせたときと、そのトローチを水に溶かして口に入れたときの歯垢のpH変化を記録したものです。成分は同じなのに、トローチ溶液では歯垢のpHが5以下に低下します。固体のトローチを舐めたときには、唾液がたくさん出て、酸が中和され、歯垢のpHが低下しなかったのです。 成分が同じでも、形が違っただけで、歯に安全かどうか変わってきます。むし歯になりやすいかどうかは、成分ではなく、食品全体で判定しなければなりません。もっとも、砂糖が入っていれば、むし歯の原因となることは確実です。 |
図22:pH の変化は、食物の形状によって変わる。 |
それゆえ、特定保健用食品のむし歯に関する表示か、「歯に信頼マーク」の付いたものでないと、本当に歯に安全かどうかは、保証できません。 |
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図23:むし歯に関する表示。 |
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チューインガムの実験をしたとき、その効果の大きさに驚きました。砂糖水で口をすすいだあとに、「歯に信頼マーク」の付いたガムを噛むと、歯垢のpHがすぐに上昇してきました(下図)。ガムを噛むことによって唾液の分泌が盛んになり、歯垢中の酸が中和されたためです。やむを得ず甘いものを間食したときには、歯を磨くとともに、「歯に信頼マーク」の付いたチューインガムを噛むのも良いでしょう。ヨーロッパでは、食後にシュガーレスのチューインガムを噛むことを推奨している国もあるほどです。 ただ、前述(20節)のように、飴のような砂糖の濃度の高いものを食べた後では、チューインガムを咬んでも容易に歯垢のpHはあがりません。チューインガムを咬むことへの過度の効果を期待してはいけません。 |
図24:砂糖水で洗口後に「歯に信頼マーク」のガムをかんだら、歯垢の pH が上昇した。。 |
図26:唾液の分泌量。 |
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砂糖はたいへん優れた甘味料です。これを食事のときにだけ食べていれば、むし歯をおこす危険はそれほど大きくありません。現在開発されている種々の代用糖も、味、価格、為害作用(副作用)などの面を総合して考えると、甘味料として砂糖に優るものはありません。シュガーレス食品に多くつかわれている糖アルコールは、たくさん食べると下痢を起こします(12節図13)。 ですから、チューインガムや飴のように、食べる量は少ないが長い時間口の中に入っているようなものに代用糖を使うのが、もっとも適切かつ効果的な方法と考えられます。 |
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これまで、食生活の面からむし歯を論じてきましたが、口の中には唾液の達しにくい歯垢もあり、人によって歯垢のできやすい場所も違います。また、むし歯にならなくても、歯を磨かないと歯周病になりやすくなります。 食生活の面だけではなく、口腔清掃(フッ素含有の歯磨剤を使っての歯磨き)、フッ素化合物の適切な使用など、多くの面からむし歯予防に気を配ることが大切です。むし歯は多因子性の疾患ですから。シュガーレスのチューインガムを食べているから歯を磨かなくても大丈夫などと考えないで下さい。チューインガムでは、歯垢はほとんどとれません。 |
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図29 |
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しかし、砂糖と代用糖をうまく使いわけ、その食べ方に留意し、日々の少しの注意をすることでむし歯はかなり予防できます。現に、欧米人は日本人の3倍の砂糖を食べながら、むし歯の数は1/3です。食べる楽しみは、毎日の生活のなかで大切な部分です。甘いものを食べる楽しみを保ちながら、自分の歯で噛む楽しみを一生もち続けるためには、普段の食生活の工夫が大切です。食生活習慣に気おつけることで、むし歯はかなり予防できます。その意味で、むし歯は食生活習慣病と云えるでしょう。 歯の健康、口の健康を保つために、私は具体的には、右の四つの方法を提案します。そんなに難しいことではありません。是非実行してみてください。 |
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